こんにちは!
アンリのイギリス英語の管理人、アンリです
今回は、前編に引き続き
アンリが効果を実感した英語多読のやり方のお話し<後編>です
前編をまだお読みでなかったら、どうぞ
失敗から学んだ、アンリ流の英語多読のやり方
多読を再開させては投げ出す…
同じようなことを何度も続けていました
でも、多読を完全にやめることはしませんでした
それは、多読の効果を実感していたからです
前回の記事に詳しく書きましたが、英語の多読の効果はすごいです
英語の多読を再開して、毎回「すごいな!」と効果を実感するのが、この3つです
失敗を繰り返していくうちに、英語の多読を継続するコツが分かるようになりました
それは、とても簡単なことでした
アンリ流の英語の多読のやり方
アンリ流の多読のやり方は、多読の欠点と多読をすることで生まれる不安を解消することに、ポイントを置いています
多読の欠点と多読をすることで生まれる不安については、前回の記事で体験談を書いています
まだお読みじゃなかったら、どうぞ
多読の欠点や不安をおさえたところで…
アンリ流の多読のやり方です↓
多読の記録をしない
何語読んだか記録したり、読むものリストを作るからノルマになっちゃうんです
ノルマになるから、嫌になるんです
毎日多読を続けるためにも、何でもいいから英語を読んだら多読をしたことにします
読む量は少しでもOK
移動中、お風呂やトイレ、歯磨き中などなど、すきま時間でしか読めなくてもOK
どうしても本を読む気になれないときは、通販サイトを読んでます(笑)
難しい単語もたくさん出てきますが…
購入してもらおうとしているためか、結構シンプルな文章が多いです
商品の写真もあるので、なんとなく意味が分かります
意外と、「あっ! これって英語でこう言う名前なのか!」とか「この表現よく出てくるな」などの気づきがあって、勉強になります
英語の多読におすすめのサイトはこちらです
食べ物以外は何でもありのArgos UK
Argos UKは、イギリスのAmazonみたいな買い物サイトです
イギリスのブライトンの語学学校に通っていた時、商品のサンプルと分厚い辞書みたいなカタログを置いているArgosのお店がありました
絵辞典よりリアルで面白かったので、ここのカタログをもらってきて、いろいろな物の英語名を勉強しました
あまりに重たくて、日本に持って帰ってくるのを断念しました…
今は、軽いスマホでさくさく読めますね!
Waitrose
イギリスの高級スーパーWaitroseのネットスーパーのサイトです
原産地にこだわりがある食品を多く扱っているためか、商品説明が詳しく書かれています
こちらはWaitroseプライベートブランドの牛乳の商品説明↓
All our fresh milk is free range and comes from British farms with higher welfare standards. We pay our dedicated farmers a fair price for the extra effort and care this takes. ALWAYS BRITISH FREE RANGE MILK. ALWAYS A FAIR PRICE FOR DAIRY FARMERS
Essential British Free Range Semi-Skimmed Milk 4 Pints | Waitrose & Partners
TOEICによく出てくるような単語が使われています
レシピも載っているので、材料や調理手順などを英語で読むことができます
ネイティブの子ども向けに書かれた辞書や文法書を読む
英語学習者のレベルに合わせて書かれたGraded Readersと併用して、ネイティブの子ども向けの辞書や文法書を読みます
英語学習者向けの英英辞書ではなく、ネイティブの子ども向けなのが大切です
子ども向けなので、イラストや写真が豊富です
イメージと英語を合わせることで、記憶に残りやすくなります
説明はシンプルな文章で書かれています
子ども向けであっても、「assembly(集会)」のようなTOEICに出る単語や、「amphibian(両生類)」のようなIELTSに出るアカデミックな単語も載っています
もちろん辞書なので、新しい単語にも出会えます
説明文を読むことで、言い換えのテクニックも身に付きます
英語の土台(基礎)づくりにもなります
ネイティブの子どもたちはフォニックスで単語の読みかたを学習しているので、辞書に発音記号が載っていないことが多いです
なので、Amazon Kindleで読むことをおススメします
単語や文を長押しすると、英語で読み上げてくれます
発音記号で確認するよりも、正確に発音を確認することができます
Kindleやおすすめの辞書や文法書について、詳しくは、また別の機会にお話しします
ここでは、簡単にご紹介だけ…
First School Dictionary
Illustrated dictionary for ages 5+
Collins First Dictionaries
こちらは、5歳以上のネイティブの子ども向けに書かれた辞書です
イギリス英語で書かれています
英英辞書でよくあることなのですが…
説明文が、主語を省いた完全な文でないことが多いです
でも、この辞書の語彙の意味は、主語もある完全な文で書かれています
主語があると文法の確認にもなるし、英会話の上達にも役に立ちます
なので、この辞書はおススメです!
How to be Good at English, Ages 7-14 (Key Stages 2-3)
The Simplest-ever Visual Guide
DK How to Be Good at
こちらは、イギリスの小学生向けに書かれた本です
日本の国語のような感じで、文法以外にもジャンル問わず本の読みかたや、作文や手紙などの書き方も勉強できます
キンドルの音声読み上げには対応していませんが、イラストなどで視覚的にも分かるように説明されているのでおすすめです
Graded readers選びに気をつける
正直なところ、英語学習者のレベルに合わせて書かれたGraded readersは、面白くない本が多いです
やっぱり、勉強用なので…
特に古典文学をリライトしたものとか、時代背景が現代とは違うので…
お好きな方は、どうぞお読みいただいて…
Graded readersは、Cambridge English readersがおススメです!
舞台は現代だし、サスペンスものが多いし、
とにかく、読んでいて面白いです
勉強という感じはしないです
もともと本を読まない人でも、面白く読むことができると思います!
アンリ自身が、そうなので!
こちらから、Cambridge English readersのカタログを見ることができます
Graded Readersは金額がそれなりにするので、コスパはあまり良いとは言えないです
でも、英語の土台(基礎)作りにとても効果があるので、上級レベル手前までは読んだ方がいいです!
コストを考え、同じ本を何回も読んだりしました
同じ本だと効果がないのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません
2回目、3回目と読んでいくと、「あれ? ここって実はこういう意味なんじゃないの?」と、より正確に文章を読み取れるようになって、より内容を楽しめるようになります
Cambridge English Readersは無料で音声ファイルをダウンロードできるのも、おすすめポイントの1つです
音声ファイルを聞きながら本を読むことで、リスニング力も身に付きます
音声ファイルのダウンロードは、こちらからできます
ちなみに、イギリスのラジオを聞きながら英語の多読をするのも、おススメです!
「おっ! 今言ってたのって、こないだ読んだ本に載ってたフレーズだ!」みたいな発見があります
その体験をした単語やフレーズは、とても記憶に残りやすくなります
長くなってしまうので、イギリスのラジオやCambridge English Readersの音声ファイルについては、今度詳しくお話しします!
あと、Kindle UnlimitedというAmazonプライム会員向けの電子書籍読み放題にも、Graded Readersがあります
個人的に、面白さではCambridge English Readersにはちょっと劣るかなと思うのですが…
こちらの本も取り入れることで、コスパとしてはだいぶ抑えられます
Kindle UnlimitedのGraded Readersについても、今度くわしくお話しします
Graded readersを読み始めるレベルの見つけ方
Cambridge English Readersには、書かれた英語のレベルが違う、同じ主人公のミステリー小説があります
このシリーズものを低いレベルから順番に読んでいくことで、どこのレベルから読みにくくなっているかを客観的に見ることができます
イギリスのスコットランド・エジンバラが舞台の「警部 LOGAN」シリーズは、特におススメです!
イギリス英語で書かれていて、レベルは1から4まであります
ストーリーも面白いです
ほかには、
探偵Marleyシリーズ(アメリカ英語、レベル1から6まで)
スパイMunroシリーズ(イギリス英語、レベル0から3まで)
などもあります
この同じ主人公のシリーズを読んで、
「このレベルはスラスラ読めるぞ」
「このレベルは、ちょっと読みにくいな」
という、読んでいるときの「スラスラ」の感覚で多読の開始レベルを決めます
読んでいてつっかかってしまった本の1つ下のレベルから読み始めると、多読を楽しみやすいです
このレベルの本を3冊ぐらい読んでから、スムーズに読めなかった1つ上のレベルをもう一度読んでみると、今度はスラスラ読んでいることに気が付くと思います
レベルを上げる時も、このスラスラ読めているなという感覚で決めます
AmazonのKindleルアプリで、2~3ページぐらいのサンプルページを読めます
購入前にレベルを確認できるので、よかったら読んでみてください
以前は、途中のレベルから読み始めると、下のレベルで学ぶ内容の漏れがないか不安になっていました
でも、気が付きました
Graded readersは前のレベルで書かれていた文法や単語をベースにして、1つ上のレベルの文法や単語が追加で盛り込まれているのだと
つまり、1つ上のレベルにも、その前のレベルの文法や単語が出てきます
これは当たり前のことなのですが、この事実を客観的に捉えたことで、不安にならなくなりました
分からない単語は、英英辞書でなら調べてOK
意味が分からない単語があったら…
やっぱり、意味が気になります
そして、分からないまま放置は、なんとなく気持ち悪いんです
なので、分からない単語が少しあるぐらいであれば、英英辞書で意味を調べてOKにしました
ちなみに、分からない単語がたくさんある場合は、その本のレベルがまだ合っていない証拠です
分からない単語だらけだと、スラスラ読めないですし…
その場合、その本は読まないで、しばらく放置します
その本のレベルに自分の英語レベルが合うようになってから、読みましょう!
まとめ
英語の多読を勉強として位置付け、レベルや読んだ語数などを記録し、きっちりやろうとすることで挫折してきました
ならば、「きっちりやらず、ゆる~くやればいいいんだ!」と気が付き、試してみたら上手くいきました
英語の多読は、1万語あたりから効果を実感できます
Cambridge English Readersなら、初級者レベルの本は1冊4000語ぐらいで書かれています
つまり、3冊ぐらい読めば効果を感じ始めるということです
英語の多読を勉強としてとらえず、「英語の本を読む」ということを楽しんでください
Graded Readersは本の厚みが薄いので、すぐに「1冊読んだ!」という達成感が得られます
読書が苦手な私でも、英語の多読はできました
ぜひ、英語の多読を楽しんでください
じゃ、今回はこのへんで…
Seeya!
またね!
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