イギリス英語とアメリカ英語 文法の違い②

イギリス英語とアメリカ英語

イギリス英語とアメリカ英語の文法の違いを集めてみました。
こちらはパート2です。
パート1パート3でも紹介していますので、併せて読んでみてください。

イギリス英語とアメリカ英語 文法の違い①
 1. 「~したところです」の言い方が違う
 2. 過去形と過去分詞、違うものがある
 3. 「持っている」の言い方が違う
 4. 「~しなければならない」の言い方が違う
 5. 「take」と「have」の使い方が違う


イギリス英語とアメリカ英語 文法の違い③
 1. アメリカ英語は「wanna」「gonna」をよく使う
 2. イギリス英語は付加疑問文をよく使う
 3. 時間、期間、日付の表現方法が違う
 4. イギリス英語は「lovely」「fancy」「indeed」をよく使う


動詞の「do」をよく使う

イギリス英語では、動詞の「do」と名詞の組み合わせで、日常生活の英語を表現することが多いです。

No.意味doを使った言い方doを使わない言い方
1歯を磨くdo my teethbrush my teeth
2髪をセットするdo my hairfix my hair
3化粧するdo my faceput on some makeup
4マニキュアを塗るdo my nailsput on nail polish
5買い物に行くdo the shoppinggo shopping
6ヨガをするdo Yogapractice yoga
7部屋の掃除をするdo the roomclean the room
8料理をするdo the cookingcook/make breakfast, etc.
9食器を洗うdo the washing up/ do the disheswash the dishes
10洗濯をするdo the washingwash clothes
11アイロンをかけるdo the ironingiron shirts, etc.
12窓を拭くdo the windowswipe the windows
13庭の手入れをするdo the gardentake care of the garden
14花を生けるdo the flowersarrange flowers


「前置詞」の使い方が違うものがある

イギリスとアメリカで、前置詞の使い方が異なることがあります。

No.意味イギリス英語アメリカ英語
1家にいるstay at homestay home
2週末にat the weekendon the weekend
3~と話すtalk totalk with
4~に手紙を書くwrite towrite
5~宛に電話をするcall me on xxx-xxxxcall me at xxx-xxxx
61週間以内にinside a weekinside of a week
7~通りにあるin the streeton the street
8チームでプレーするplay in a teamplay on a team


「shall」の使い方が違う

学校で「shall」は、「~しましょうか?」と習いました。

イギリス英語では、未来を表す「will」の代わりに「shall」を使うことがあります。
この意味で「shall」を使うのは、フォーマルな時です。
主語が「I」か「We」の時のみに使います。

基本的に、この意味の「shall」はアメリカでは使いません。

[イギリス英語]
I shall see you tomorrow.

[アメリカ英語]
I will see you tomorrow.

「それでは、また明日。」


「need」の否定形が違う

「~する必要がある」の「need」に、イギリス英語では「not」を付けて否定形にすることができます。通常、短縮形の「needn’t」が使われます。

アメリカ英語には、この使い方はありません。

意味イギリス英語アメリカ英語
~する必要があるneed toneed to
~する必要がないneed notneedn’tdo not need to

[イギリス英語]
I needn’t work on Wednesdays and Thursdays.

[アメリカ英語]
I don’t need to work on Wednesdays and Thursdays.

「毎週水曜日と木曜日は働かなくていい。」


「集合名詞」の扱い方が違う

集合名詞とは?

何人かの人たちで出来ているグループや集団のことを意味する言葉のことです。
・family(家族)
・group(グループ)
・team(チーム)
・band(バンド)
・audience(聴衆)
・government(政府)
・committee(委員会)
などが集合名詞です。


これら集合名詞は、イギリス英語では「単数」と「複数」のどちらも使います。
アメリカ英語では、「単数」の扱いになります。

例文で確認してみましょう。

[イギリス英語]
My family is going to Tokyo.
My family are going to Tokyo.

[アメリカ英語]
My family is going to Tokyo.
「are」 ×

「私の家族は、東京に行きます。」

[イギリス英語]
My family lives in Osaka.
My family live in Osaka.

[アメリカ英語]
My family lives in Osaka.
「live」 ×

「私の家族は、大阪に住んでいます。」

単数のとき、家族を1つの塊として見ています。
複数のときは、家族のメンバーが何人もいることを意識しています。



今回のリストを作るために参考にした本

Oxford Essential Dictionary
イギリスの言葉と文化に触れる! 日常生活のイギリス英語表現
リアルな日常表現2900 イギリス英語フレーズブック
全くダメな英語が1年で話せた! アラフォーOL kayoの『秘密のノート』

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